武尊復帰戦

▼ISKA K-1ルール世界61kgタイトルマッチ 3分5R
〇武尊(team VASILEUS/元K-1 WORLD GP三階級制覇王者)
KO 5R ※左ハイキック
●ベイリー・サグデン(英国/ISKA K-1ルール世界63.5kg王者)

武尊が昨年6月の那須川天心戦以来、約1年ぶりの復帰戦を迎えた。今回の試合に向け、タイやアメリカでも修行。この再起戦で圧倒的な実力の差を見せ、見事な再スタートを切った!

対するサグデンはキックボクシング王者を父に持ち、アマチュアで名だたる戦歴を積んだ後、15年にデビューすると7連勝。17年にGLORYに参戦すると、現在まで8戦し、65kgのランキング最高3位まで上り詰めたこともある。22年3月にはISKA K-1ルール世界63.5kg王座を獲得している

1Rから武尊はカーフキック、右フックがカウンターでヒットするも、サグデンは細かい左右フック、ストレートで応戦。やや被弾する武尊だが、ダメージは感じさせず前へ出て、右ヒザ蹴りをヒット。終盤、武尊のカーフキックでサグデンの足が流れる。

2R、武尊は右ストレートで先制。サグデンは飛びヒザ蹴り。ブロックし、プレッシャーをかける武尊はニヤリと笑い、右フックを強打。サグデンの左ジャブが武尊の顔面を捉える。それでも左ハイ、ミドルも蹴りつつ、武尊はパンチで前進する。

尻上がりに調子を上げる

3R、開始直後、一気にパンチを出すサグデン。武尊が左ミドルを強打し、ボディを効かせると、武尊は笑いながらパンチ連打。そして左右ボディフックでサグデンからダウンを奪う。更に圧をかける武尊は、左ハイキックでなぎ倒すようにして2度目のダウンを奪う。

4Rは武尊も猛攻、左ボディの連打、ヒザ蹴りを足へ見舞う武尊。サグデンはボディをガードしながら逃げ回る状態。サグデンは武尊の連打に頭を振りながら耐えるが、レフェリーがスタンディングダウンを宣告。

5R、武尊が相手の蹴り足を掴んだということで、まさかの減点1となってしまう。動じない武尊は左右ボディ連打をサグデンに打ち込み、更にスタンディングダウン奪取。

武尊は最後まで突進してKOを狙い「来い、来い」と言いながら、ノーガードで打ち合う。そして、終了間際にパンチ連打から鮮烈左ハイキック!これがサグデンに見事に決まり、壮絶ダウン。レフェリーがストップし、武尊の衝撃KO勝ちとなった。

武尊は今年5月にはアジア最大の格闘技プロモーション『ONEチャンピオンシップ』との契約を発表している。次戦は誰と戦うのか、注目される。

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