UFCファイトナイト・ラスベガス 73
5月20日に米国ネバダ州ラスベガスで開催された総合格闘技イベント
『UFCファイトナイト・ラスベガス 73』
ウェルター級マッチにて、佐藤天が
元EFC王者のテンバ・ゴリンボに完封されフルマークの判定負け。
痛恨の4連敗となった。
佐藤天はパンクラスを中心に戦い続け、19年4月UFCに参戦すると、
ベン・ソーンダースを相手にKOデビュー。同9月にベラル ・ムハマッドに一本負けするも、
20年6月にジェイソン・ウィットに48秒のTKO勝利。
UFC参戦の日本人ファイターとしては史上最短勝利となった。
しかし、直近の3試合は全敗。
昨年8月の前戦ではブライアン・バトルに秒殺KO負けを喫しており、
今回での復活劇に期待が集まっている。
対するゴリンボは南アフリカMMA「EFC」の元ウェルター級王者。
今年2月のUFCデビュー戦では、AJフレッチャーに一本負けを喫した。キャリア10勝で7フィニッシュ(1KO・6一本)と決定力のある選手だ。
1ラウンド
試合は1R、組んで金網に押し込むゴリンボに対し、佐藤が投げでテイクダウンするも、ゴリンボがスクランブルで上手く背後を取る。長い手足を持つゴリンボが4の字ロックでパンチを当てる。佐藤にダメージはないが、ポイントは取られたか。
2ラウンド
2R、ゴリンボの右オーバーハンドを被弾し、佐藤がダウン。ゴリンボが鉄槌連打し、TKO負けのピンチも、なんとか佐藤は立ち上がる。逆に払腰で投げ、
テイクダウンを奪う。
しかし、ゴリンボは下から足関節を狙いながら立ち上がり、
佐藤に攻めのチャンスを作らせない。
3ラウンド
3R、ゴリンボが佐藤を金網に押し込み、両足タックル。立ち上がろうとする佐藤だったが、ゴリンボがすかさずバックテイク。ゴリンボのパンチで佐藤の顔面が切れて流血が見られる。
残り30秒、佐藤は正対しトップからパウンドやヒジを落とし、猛攻も時すでに遅し。
判定は三者ともに30ー27のフルマークでゴリンボの勝利。佐藤は4連敗となった。
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