パトリシオはベラトールの史上3番目となる2階級制覇王者。前戦は大晦日のRIZINでクレベル・コイケに判定勝利。今回は団体史上初となる三階級制覇を懸けてバンタム級王座へ挑む。
対するペティスは元UFCライト級王者アンソニー・ペティスの実弟。フアン・アーチュレッタに勝利し王者になると、21年12月に堀口恭司をKOで下し初防衛に成功。ヒザ負傷で長期欠場していたが、今回復帰した。
バンタム級世界タイトルマッチ
〇セルジオ・ペティス
判定3-0 ※50-45×2、49-46
●パトリシオ・ピットブル
ペティスが2度目の防衛に成功
1R
ペティスがパンチで飛び込んできたタイミングで、パトリシオがタックルを合わせてテイクダウン。ペティスはスイッチしたりスーパーマンパンチなどトリッキーな動きを見せるが、パトリシオは動じない。
2R
パトリシオはステップを踏んでローを飛ばす。
飛び込んで左右のボディ、さらにバックスピンキックも出すペティスだが、ピットブルはしっかりとガードすると距離を詰めて左右のフック。
終盤、ペティスが再びバックスピンキックを放つと、これがテンプルに当たり、パトリシオがぐらついて下がる場面も
3R
ワンツーのパトリシオに、3発、4発とパンチを返すペティス。
パトリシオのタックルも防ぎ、打撃では手数で上回る。
詰めるパトリシオは残り30秒でダブルレッグからリフトしてテイクダウンに成功。ハーフガードで固めてラウンド終了。
4R
パトリシオはシングルレッグに行くが、
ペティスは脚を引き抜いてディフェンス。パンチとタックルを混ぜるパトリシオにペティスは二段蹴り、顔面前蹴りと攻勢。
5R
トリッキーなステップを踏むペティスにパトリシオは飛び込んで左右のフック。近距離でパンチの打ち合いとなる展開が増えるが、互いにクリーンヒットはない。
ケージ中央を取って詰めるのはパトリシオだが、
外を回るペティスはパトリシオのパンチに必ずコンビネーションを返していく。最後は互いにバックキックを飛ばして試合終了。
判定は3-0でペティス。得意の打撃でパトリシオの3階級制覇を阻み、2度目の防衛に成功した。試合終了後、グランプリ王者のパッチ―・ミックスが次の挑戦者としてケージイン。互いに向き合い、握手を交わした。
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