ヴォルカノフスキーVS

ヴォルカノフスキーはオーストラリア人初のUFC王者。

19年12月のフェザー級タイトル戦で当時王者だった

マックス・ホロウェイを判定で下し王座を戴冠、

その後4度の防衛に成功した。

前戦となる今年2月の『UFC284』で

ライト級タイトルマッチとして王者イスラム・マカチェフに挑戦。

2階級制覇を目指したが、大激闘の末に判定で敗れた。

 対するロドリゲスはテコンドーをベースとするトリッキーな打撃が持ち味で、

これまで元2階級王者B.J.ペン、ジョン・チャンソン、ジェレミー・スティーブンスら

並み居る強豪に勝利。今年2月の『UFC284』のフェザー級暫定王座決定戦で、

ジョッシュ・エメットに一本勝ちした。

1R

180㎝のロドリゲスに168㎝のヴォルカノフスキー。

並ぶとかなりの身長差がある。詰めて行くヴォルカノフスキーに

ロドリゲスはヒザへの関節蹴りやハイキックなど蹴りで距離を取る。
 しかしヴォルカノフスキーは

その蹴り足を掴んでテイクダウン。

寝かせたままケージ際へ移動し、ボディ、顔面へパウンド。

ロドリゲスは突き放して立つが、

ヴォルカノフスキーは

すぐにまたテイクダウンを奪う。

 2R

パンチからハイキック、

ジャンプしてのキックなど多彩な蹴り技を見せるロドリゲス。

ヴォルカノフスキーはワンツーで飛び込むとタックルでテイクダウン。

ロドリゲスは何度も立ちに行くが、すぐにヴォルカノフスキーが倒す。

トップをキープしてパウンドを落とし続けるヴォルカノフスキー。

ロドリゲスは下から三角絞めを仕掛けるが、

ヴォルカノフスキーはすぐに潰して防ぐ。

 3R

プレッシャーをかけていくのはロドリゲス。

上下に蹴りを打ち分け、パンチのコンビネーションからハイも打つ。

ヴォルカノフスキーはスイッチを繰り返しながら距離を詰め、

右を振っていくが、飛び込んだタイミングでバッティングとなり中断。
 再開後、右から左の二段蹴りはロドリゲス。

そしてロドリゲスが右ミドルに来たタイミングで

ヴォルカノフスキーは右フック。

これが効きロドリゲスが下がると、ケージへ詰めてヒザからアッパー。

さらにとタックルでリフトして倒し、

パウンドを連打するとロドリゲスは防戦一方に。レフリーが割って入り、

ヴォルカノフスキーが盤石の強さを見せ5度目の防衛&王座統一に成功した。

 試合後インタビューで王者は「今回は想定していないことも起こると思って準備してきた。

次は腕の手術をしないといけないんだけど、戻ってきたらライト級のベルトが欲しい」

と二階級制覇への再出撃を口にした。

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