那須川天心デビュー戦

4月8日(土)東京・有明アリーナにて開催されたプロボクシングイベント『Prime Video Presents Live Boxing 4』の[スーパーバンタム級6回戦]で、プロボクシング転向の那須川天心(24=帝拳)が日本バンタム級2位の与那覇勇気(32=真正)に判定3-0で完勝。華々しいボクシングデビュー白星を飾った。

 キックボクシング無敗の”神童”那須川は、今年2月にプロボクシングのテストに合格。プロテストでは日本バンタム級1位の南出仁と互角以上のスパーリングを見せていた。

那須川が日本2位・与那覇を圧倒

 対する与那覇は12勝(8KO)4敗1分で、日本バンタム級2位。破壊力があるパンチを持ち味とする。デビュー戦の相手としては破格の強さの選手と言えるだろう。

 那須川はキック時代と同じく、矢沢永吉の「止まらないHa~Ha」で入場する。

 1R、与那覇がプレッシャーをかけストレート主体で攻める。しかし那須川は落ち着いた動きでよけては、サイドから右フックから左の上下に繋げる。

2人の激闘

 2R、突っ込む与那覇に、那須川が右フックでダウンを奪う! 立ち上がり、再度詰める与那覇だが、那須川は右からの連打、さらにはボディと緩急をつけた動きで圧倒する。与那覇の鼻血が目立つ。

 3R、那須川は、与那覇のパンチをボディワークで避けては、即座に左右のフックを返す。
 4Rラストには、那須川が左をヒットさせると、与那覇がヒザを落とす。那須川はが猛攻でロープへ詰めるも、与那覇はしのぎきった。

 5Rには那須川はノーガード気味にし、与那覇を誘うような構えに。詰める与那覇にノーモーションで次々と当ててゆく。

右を当てる那須川

 最終Rも詰める与那覇に、那須川はかわしてはノーモーションのパンチを次々と当ててゆく展開に。那須川がポイントで圧倒的優勢と思われるまま、試合が終わった。

 判定は3者ともに那須川を支持し、那須川がデビュー戦をクリアした。

 会場は大きな歓声に包まれる中、那須川は満足気に微笑んだ。ついにプロボクシングでの狼煙を上げた那須川、次戦が早くも待たれる。

Prime Video Presents Live Boxing 4
2023年4月8日(土)東京・有明アリーナ
▼第4試合 スーパーバンタム級6回戦
○那須川天心(帝拳)
判定3-059-5560-53×2
●与那覇勇気(真正)

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