RIZIN LANDMARK 5

4月29日(祝・土)に開催された『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』

メインイベントで、前RIZINフェザー級王者・牛久絢太郎に判定勝利した

朝倉未来が、試合後インタビューに答え「KO出来ず残念」

「今日は勝ったけど勝ってない」と悔しさをにじませた。

朝倉は21年大晦日に斎藤裕と対戦(判定勝ち)して以来、

1年4ヵ月ぶりとなるMMAファイト。
 試合は朝倉が積極的に打撃で仕掛けるも、

牛久は詰めて何度も引き込みグラウンド戦へ持ち込むも極めきれず。朝倉の攻勢が目立ち、3-0で判定勝利した。

 朝倉は試合を振り返り「KO出来なかったので残念です。想定外の引き込みもあって、自分のしたい試合が出来なかったです」と振り返る。

 牛久が執拗に行った引き込みだが「よくわからないです、三角絞めを狙ってんですかね。

あれはクレベルだから出来たことなんで、ナンセンスかな」と

牛久では極められないとする。

しかし「掴む力がすごく強かったですね」と、脱出も難しかったようだ。

平本蓮対斎藤裕

2023年4月29日(祝・土)東京・国立代々木競技場 第一体育館
▼第8試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
○斎藤裕 (パラエストラ小岩)
判定2-1
●平本蓮(剛毅會)

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平本のパンチがヒット!しかし斎藤は怯まず

 斎藤は修斗でキャリアを積んだ後、RIZINのリングに上がり、20年11月に朝倉未来を下して王座戴冠。しかしその後、牛久絢太郎に敗北して王座陥落。現在は3連敗中で再起をかける。

 対する平本は、昨年11月に元DEEP王者・弥益ドミネーター聡志に判定で圧勝。MMAキャリア5戦目にして、元RIZIN王者でありキャリア29戦を誇る斎藤にチャレンジする。

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斎藤のパンチもヒット!

 1R、平本がサウスポーで右ジャブを放ち、左ストレート。左ローを蹴る平本に対して、斎藤が一気にタックルを仕掛ける。平本はケージを背にして耐えるも、斎藤がテイクダウン。平本がすぐに立ち上がると、会場は大歓声。
 足をかけてテイクダウンを仕掛ける斎藤だが、平本は残す。斎藤は平本のバックに着こうとするが、平本は正対してディフェンスする。このラウンドは平本が斎藤のタックルを凌いだ。

 2R

お互い見合う中、平本はスイッチして左右を使い分ける。斎藤が胴タックルを仕掛ける。クラッチは組んだ状態の斎藤は、平本にテイクダウンを迫る。タックルを切った平本は離れてスタンドへ戻す。
 平本は左ハイキック、左フックを見舞うと、斎藤がカウンターのタックル。これを何とか切った平本は斎藤のバックに付いて離れる。平本の右ローに斎藤はワンツーをヒット。平本は左ミドル、ローで対抗。

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斎藤がグラウンドで平本を攻める

 3R

大歓声の中、ゴング。平本が右ジャブを放ち、右ローをヒット。斎藤がタックルへ行くと、平本はケージを背にディフェンス。しつこく組み付く斎藤は左足をかけ、テイクダウンを狙う。しかし、こう着状態となりブレイク。
 斎藤がタックルからテイクダウンを狙うが、平本はすぐに立ち上がりケージを背にする。斎藤はシングルレッグへ切り替えるが、それでも平本はディフェンス、ブレイク。平本が三日月蹴り、左フックを見舞う。最後はお互いパンチを交錯させて、終了のゴング。

 かなり際どい判定となったが、2-1で斎藤がスプリットの判定勝ち。敗北した平本も破格の進化を見せ、斎藤を追い詰めた。

 斎藤は「応援ありがとうございました。平本選手ありがとうございました。盛り上がりましたね。内容はまだまだと思いますが、負けが続いても応援してくれた人たちが温かく感じて、自分自身諦めなくて良かったと思っています。また次試合しますので応援よろしくお願いします」と涙ぐみながら、コメントした。

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