私が思うMVPの選手はキャッチャーの中村悠平選手です。
中村悠平選手の紹介
・東京ヤクルトスワローズ
・捕手
・176センチ83キロ
・福井商業高校
・年俸1億7000万
・86試合266打数70安打5本塁打28打点打率263
ヤクルト黄金時代を影で支える司令塔
強気なリードと強肩の高い捕手力に加え、勝負強い打撃が光る球界屈指の司令塔。侍ジャパンの選出は2016年のチャイニーズタイペイとの強化試合以来となる。
高卒1年目から二軍で打率.301をマークしてフレッシュオールスターにも選出。一軍でも5試合に出場し、当時巨人の代走の切り札だった鈴木尚広の盗塁を阻止した。
・2014年には99試合で打率.298と打撃面で進境を見せ、
監督推薦でオールスターに初出場。
・2015年は136試合出場で初めて規定打席をクリアし、
ベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞する活躍で
チーム14年ぶりとなるリーグ優勝に貢献した。
2018年からは選手会長、キャプテンと文字通りチームを引っ張る存在となり、
背番号を「2」に変更した2021年は2番打者を務めるなど、
攻守でチームに貢献してリーグ優勝、
さらに日本シリーズでは打率.318を記録してMVPに選出された。
憧れの選手だった古田敦也氏の背番号「27」を受け継いだ昨季は、
1試合2本塁打を2度記録するなど、数字以上のインパクトを残した。
プロ2年目に出場したIBAFインターコンチネンタルカップから
キューバ代表との強化試合、
そして2015年には第1回プレミア12に出場するなど国際経験は豊富で、
久々の侍ジャパンでも頼れる存在になりそうだ。
世界一へ
全員野球で頂点を掴み取った。そのなかで、この日に侍ジャパンのスタメンマスクを被った中村悠平(ヤクルト)は巧みなリードで投手陣を支えた。今永昇太(DeNA)、戸郷翔征(巨人)、高橋宏斗(中日)、伊藤大海(日本ハム)、大勢(巨人)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の女房役を全う。まさに縁の下の力持ちとして優勝に貢献したのである。決して楽なキャリアではなかった。自身が所属するヤクルトで、2017年に球団史上最多の96敗を記録した際には、ファンから猛バッシングを受けた。
そして往年の名監督である野村克也氏からも
「バカじゃない このキャッチャー」と愛のあるボヤキを授かるほど不振に陥る時期もあった。
そんな背番号27は、日本ワーストから日本一、そして世界一になったのである。
スターダムをのし上がった名手に列島も熱狂。
ツイッターでは「世界一のキャッチャー」が
トレンド入りするほどの話題となり、
ファンからは「ナイスリードだった!」「本当にドラマだ」「泣かすなよ」「漫画のようなストーリーだよ」「3年前聞いたら絶対信じない」「ホントに嬉しい」「ノムさんも褒めてくれるかな」など様々なコメントが寄せられている。
今大会でMVPに輝いたのはWBC史上初の二刀流で躍動した大谷だ。だが、影のMVPは女房役として投手を支え続けた中村と言えるかもしれない
喜びの裏側
優勝を決めた決勝・アメリカ戦の9回、大谷翔平選手とバッテリーを組んだことについて「今思うと、よく自分でも捕ったなと。一度もブルペンで受けていないし、球筋も見ていない中で投球練習だけでよくアジャストできたなと。そのときはアドレナリンが出てるし、必死になんとか捕球しようという一心で受けていたから受けられたと思う」と振り返りました。
また、マイク・トラウト選手を三振に抑えた最後のスライダーについては「2009年大会でダルビッシュさんが、最後スライダーで空振り三振を取ったということで、だからスライダー選んだのってよく聞かれるのですが、僕はそういうことはまったくない。あの場の雰囲気と、3-2までいったカウントの組み立て方と、いろいろ状況を考えて、スライダーが一番ベストな選択なんじゃないかと考えてだった。結果的にその球が素晴らしいベストピッチになって、ああいう三振になったのは良かった」と最後の1球を選んだ理由を明かしました。
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